目次
レオンの登場人物とキャスティング
レオン:ジャンレノ
マチルダ:ナタリーポートマン
スタンフィールド:ゲイリーオールドマン
監督:リュックベッソン
公開当初はジャンレノと、ナタリーポートマン共に無名でした。今でこそ有名な二人ですが、この2人をキャスティングした監督やスタッフはダイヤの原石を見つけ出しましたね!
改めて見た感想は、
ジャンレノ鬼かっこいい!!!
そしてナタリー、天才子役すぎる!!!
個人的に色気のあるおじさんは苦手なのですが、この話のレオンはそれを全く感じないので(わたしだけ?)気持ちよく見れました。
レオンのあらすじ
※この後の記事はネタバレを含みます。
麻薬の運び屋である父親に日常的に暴力を振るわれ、継母や連れ子である義理の姉ともうまくいかず、唯一心を許せるのは4歳の弟だけのマチルダ。
学校は不登校で、親の目を盗んではタバコを吸う彼女は、13歳ながらも人生が辛いと感じています。
同じアパートの隣に住む殺し屋のレオンとは廊下ですれ違うと挨拶と少しの言葉をかわす程度の関係でした。
マチルダがレオンに頼まれた(半ば強引に買いに行った)ものを買いに行っている間に父親と、マチルダ以外の家族が麻薬取締捜査官のスタンフィールドとその部下によって殺されてしまいます。その事態の一部始終を見ていたレオンは、買い物から帰ってきたマチルダを家族のふりをして部屋に入れ助けます。
マチルダは弟の仇を打ちたい一心でレオンに教えを乞い、そこから2人は同居生活をスタートさせることになります。
マチルダは、まだ自分に対して戸惑いを隠せないレオンにあなたに恋をしたと告白。
時々色仕掛けで迫ってくるあどけなさが残る少女マチルダの扱いに困っているレオンも、徐々に彼女の存在が大きくなり愛していると認識し、殺し屋から足を洗い一緒に生きることを約束します。
互いが大切な存在となるものの、最後に2人を待ち受ける運命とは・・・・?!
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しばらくぶりに見たレオンの感想
世界の片隅で、年齢も性別も仕事も全然違う二人の人生が絡み合うのはごく一瞬のことです。マチルダは、不登校だった学校の先生に「両親は1ヶ月前に死にました」と言っているので、レオンとの同居生活はわずか1ヶ月だったことがわかります。
とっても濃い時間を過ごした2人。見終わったあとは、切なさ、空虚さ、虚しさ、もどかしさ、悲しみといった複雑な感情が湧き上がり、何とも言えない胸を締め付けられる感傷に浸りました。
レオンは最高の殺し屋だがすごくピュアで心優しい
レオンは孤独に生きる殺し屋ですが、女子供は殺さないポリシーを持っています。
それに植物を友達と言って大切にケアしたり、突然現れた大人びた少女マチルダに動揺したり、最愛の弟を殺されて悲しくて泣く彼女を元気付けようと小芝居を打ってみたりと、純朴かつ心優しいキャラクター設定が垣間見えます。
そこが視聴者の共感を得るポイントとなっていると分析できます。
レオンは映画の終盤、極限状態の中でマチルダに、
「君が生きる喜びを与えてくれた!」
と愛情を言葉で示します。私はこのシーンが一番好きです。
最初は年齢より大人びたマチルダの扱いに戸惑いを見せていますが徐々に心を開いて、大切な人として愛情を感じるようになります。
2人の間に性的な関係があったのかははっきりと描写されていません。
やはりレオンも一人の人間。今まで孤独でただ生きるための仕事として殺し屋をやっていたけど、守りたい物が現れると愛という気持ちが芽生えるんですね。
全てを失ってもマチルダは未来に向けて生きていく
宿敵を倒し、今後は2人でどこかで穏やかに暮らすことを誓い合った2人。お互いに「愛している」という言葉を交わし一旦離れ離れになり1時間後の再会を約束しますが、スタンフィールドの銃弾によってレオンは死んでしまいます。
レオンとのくらしが生きる希望になっていたマチルダの悲しみは家族を失った時よりも大きいかもしれません。
それでもマチルダはまだ若く12歳という設定。レオンが大切にしていた観葉植物をずっと欠席していた寄宿学校の庭に埋めて、自分も未来を見てここで生きて行く決意をするというシーンで物語は終了します。
人生ってなんだろうを考えさせられたレオン
見終わったと後は心に大きな闇を抱えた気分になりましたが、人生ってなんだろう?と考えさせられました。
互いに孤独に生きる2人が寂しさを埋め合うように楽しく暮らしている様子は、砂上の楼閣を見ている気分にもなります。
年齢も違いすぎるがお互いを大切思っている関係。父と娘でもない、恋人でもない、夫婦でもない。
そんな2人の未来はどこに繋がるのでしょう?
いづれその奇妙な同居生活が終わりを迎えることは、映画を見ながらなんとなくわかります。
そこからわかることは、2人は今を精一杯生きているということです。あと先なんて考えない、今できることを考えて一生懸命に生きる。形は不自然でもそれが2人にはピッタリと当てはまっていたということですね。
最終的に2人は二度と会えないという形になりますがマチルダは未来に向けて、レオンは一生マチルダの胸に刻まれて生き続けます。
人生とは人との関わりで180度変わる
この2人は出会ったことでお互いの人生が大きく変わることになりました。
レオンは孤独に生きる予定が最愛のパートナーに出会えたし、マチルダは家族は殺されますが日常の虐待から逃れ前を向いて生きることを選択できるようになった。
人生は人との出会いで大きく変化することがよくわかります。
何気ない出会いも自分の人生の大きなものになるかもしれないと思うと、結婚とか家族、仕事って大切ですね。レオンを見てそんなことを考えた1日になりました。
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