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見知らぬオバサマにどきなさいよ!と言われた日
先日こんなことがありました。
自転車にまたがり、歩道を塞ぐ形で信号待ちをしていました。自転車の幅と歩道が同じぐらいの寸法ですが、後ろには歩行者は余裕で通れるぐらいのすき間は空いていました。
そこに、50代ぐらいの女性が左の方から自転車で、歩道を走ってやってきました。
すると一声、
『ちょっと、どきなさいよ』と。
通路を塞いで気が付かず待っていたので邪魔になっていたのでしょう。
でもそんな言われ方では、素直に謝る気にもなれず。一瞥するなり無視して差し上げました。ちょうどその時信号が青に変わったので、何も言わず普通に去りました。
よく考えたら、その女性は歩道を自転車で走っていたので、私に対して大きな態度に出るのも間違っているのになぁと後からフツフツとこみ上げてきました。そもそも通行人であれば、あいたスペースが有ったのでそこから通れるわけなので、そんな言われ方される筋合いない。
仮に
『通してもらえる?』
と普通に言われればなんてことないのに、言い方ひとつでこんなにも人をイラつかせるのかと思うと気をつけないといけませんね。
私も同じようなシチュエーションで逆の立場になることはよくあります。
横並びに歩いて通学する学生の脇を、子供乗せ自転車でフラフラと気をつけて通るときです。
私も注意したくなりますが、何も言いません。この状況はどういうことだ?ふと一歩引いて考えてみました。
関係性が築けていれば、注意も反論もしやすいし、素直に聞ける
職場でも言えることですが、関係性が作られていない同僚や上司に注意された時って、自分の意見を言いづらかったりしませんか?
なんらかの後味の悪さが残りますよね。
反対に、ある程度の仲であれば自分の意見を角が立たずに言いやすいし、冗談っぽく伝えてもスムーズに話がまとまることもあります。
これを今回のシチュエーションに当てはめると、まったく関係性のない相手からいきなり理不尽な批判をされたことになります。そりゃ誰でもイラッとしちゃいますよね。
では、横並び歩きの中学生にどう言ったらいいのでしょう?根本的な改善は求めていないので、注意したことに
「るせークソババア!」
と言われない方法を考えました。
- ごめんね、通してくれる?
- おはようー!通るよー!
2は、日頃から顔見知りになっているパターンです。学生全員とは無理なので現実的ではありませんが、近所の知り合い程度の人という間柄なら応用できますね。
言われた学生も、『あ、あのいつもの人だし通してあげよう!』と素直に聞けると思うんです。
いきなり知らないオバサンから、
『危ないから広がって歩かないでね!』
なんて言われたら、いくら正当なことでもムッとしてしまいますよね。
それで結局
「るせーばばぁー!」
と思われてその場の改善も見込めません。お互い嫌な気分が残るだけ。
職場における人間関係の本質
上司や同僚とスムーズな仕事をするためにも人間関係を良好にしておくことはプラスです。ベタベタ仲良くする必要はないけど、意思の疎通がきちんと出来るぐらいにしておきたいものです。
こんな自転車の一件なんて、些細な出来事なのだからすぐ忘れてしまえばいいのに、色々後から考えて膨らませてしまいました。
そしてもっと職場の上司や同僚と、関係性を築いていれば良かったかもと思います。休職に追い込まれることも無かったかも・・・
今後の私の課題として、頭に入れておこうと思います。